新薬、リグロス®
こんにちは、歯科医師の白石です。暦の上では立春を過ぎてまいりましたが、まだまだ寒さは和らぐことのない今日この頃ですね。
さて、先日は石川県歯科医師会館にて、歯周組織再生療法の新薬:リグロス®についての講習会に出席して参りました。
大まかに歯周病とは、歯ぐきが細菌によって侵され、歯を支える骨が少しずつ溶かされてゆき、やがて歯がぐらぐらになり抜け落ちてしまう病気です。そこで(適応症例が限られていますが)歯ぐきを開き、歯石や細菌の塊を取り除き、骨がなくなった部位にリグロス®(下写真)を塗布することにより、その部位に新しく骨が出来てくる効果があります。
往来の再生療法に使用される薬剤と比較して効果は劣らないともされているそうです。
この素晴らしい材料に私はとても感銘を受けましたが、臨床実績に基づくエビデンスがまだ完全ではないところがあるため、残念ながら当院への導入予定は未定としておりますが、今後も様々な勉強会、講習会へ出向き、患者さんにフィードバックできればと思います。